New Orleans

■Bobby Charles / Bobby Charles (1972)■20歳の頃、このLPを手に入れた。 その後、CDは88年盤をはじめ、 2曲のボーナス・トラックが収録された98年盤 4曲のボーナスの2007年の紙ジャケ盤 そしてジャケット、タイトルが異なるフランス盤 トータルで5枚所有し…

■Homemade Songs / Bobby Charles (2008)■ 湖畔で愛犬と戯れていたボビー・チャールズも気付けばもう70歳である。キャリアは実に53年。だが、発表したアルバムは編集盤を除けば僅か6枚。キャリアと作品数がこうも反比例するアーティストも珍しいものだ。それ…

■New Orleans Jazz & Heritage Festival 1976 (1976)■ 死ぬまでに一度は体験したいフェスは、これだ。今年も4月25日から27日までと、5月1日から4日までの計7日間行われている。今頃はちょうど折り返しだから、文屋さんも後半戦に備えているだろうか。現地で…

■ラッキー・オールド・サン / 久保田麻琴と夕焼け楽団 (1977)■ 夕焼け楽団のアルバムはどれもこれも良質でどれもこれも愛聴盤である。しいて1枚、となると僕は1977年の『ラッキー・オールド・サン』を挙げる。タイトル曲だけでも聴く価値がある、と断言でき…

■Road to Louisiana / Harry & Mac (1999)■ 70年代、日本の音楽シーンでいち早くニューオーリンズ音楽に目をつけた2人が、20世紀もそろそろ終わろうかという99年に突如発表した『ロード・トゥ・ルイジアナ』は、タイトルが示すように彼らの原点であるルイジ…

■Reverend Ether / Ronnie Barron (1971)■ロニー・バロンという人が僕は大好きだ。「Dr.ジョン」と名乗っていたかもしれない男だった、というのは以前に触れたかと思うが、脇役のいぶし銀俳優的佇まいがたまらなく愛おしい。『ガンボ』のような世紀の名作を…

■Yes We Can / Lee Dorsey (1970)■ リングネーム"キッド・チョコレート"というプロボクサーをよく知るのは、ボクシング・ファンではなく音楽ファンだ。男の名はリー・ドーシー。ボクサー以外にも自動車修理工の経歴もある。1961年に「ヤ・ヤ」をヒットチャー…

■Funky Miracle / The Meters (1991)■ミーターズのオリジナルアルバムが単体でしっかりとCD化されたのは2000年頃。その4年ほど前となると、ライノレーベル編集の2枚組アンソロジーが究極のベスト盤とされていた。実際内容は素晴らしく、文字通りの究極。ジョ…

■Gumbo Ya-Ya -New Orleans 28 All Time Hits- (1988)■ニューオーリンズ音楽とは如何なるものか?ということを意識して最初に買ったのは友人Sに教えてもらった『ガンボ・ヤ・ヤ』というコンピレーション盤と記憶している。60年代から70年代初頭までのニュー…

■Browning Bright / Browning Bryant (1974)■70年代の中盤にさしかかる頃、ニューオーリンズ・ファンクの影響を受けた白人アーティストの"ニューオーリンズ詣"。ジェス・ローデン『ジェス・ローデン』、フランキー・ミラー『ハイ・ライフ』、ロバート・パー…