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■Big Foot / Jim Weider (YDCD-0003)■
再編ザ・バンドの立役者、ジム・ウィーダーの初ソロ作。いかにもギタリストが作るアルバムらしいギターが主役の名盤。この人はウッドストック育ちにもかかわらず南部風味溢れるフィーリングの持ち主だからボビー・ウォマック作の「アイム・イン・ラヴ」や自作の「ディーペスト・カット」の甘美な世界が素晴らしい仕上がり。極め付けはなんたって「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」。この1曲のためだけに買っても決して損は無い、というくらい。後半のサザンソウル風女性コーラスも聞き手を高揚させてくれる。因みにこの曲、2000年暮れに放送されたビートたけし主演のテレビドラマ『三億円事件』で非常に印象的な使い方をされている。ハイライトシーン、というべきところで聴き慣れたジム・ウィーダーのギターが聴けたことと、ドラマにしっくりハマっていたことでぼろぼろ涙が。共演は長瀬智也、松田龍平、渡部篤郎ほか。
- 出版社/メーカー: フジテレビジョン
- 発売日: 2001/03/14
- メディア: VHS
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『ビッグ・フット』がdreamsville recordsからリリースされたのは99年1月25日。ただし前年の98年に自身のレーベルからリリースしているのでdreamsville盤は日本盤扱い。ボーナスも1曲追加。ロビー・デュプリーの『オール・ナイト・ロング』とともにdreamsville records第2回発売作品。
私的カタログとして『我が心のdreamsville』を始めてみて、参考資料も多少あれば助かるな、ということで思い出したのが当時ファイリングしていた資料。押し入れの奥の段ボールから引っ張り出してみると膨大な紙の量。CDショップなんかで置いてあるフリーペーパー、ポストカード、ステッカー、サンプル盤に同封されているバイオグラフィ、dreamsville一大絵巻が作れるくらいのボリューム。よくもまぁ捨てずに置いてあったもんだと少し感動するくらい。20代前半の僕のオタク度がよくわかる。
- アーティスト: Jim Weider & Honkytonk Gurus
- 出版社/メーカー: CD Baby
- 発売日: 2003/06/07
- メディア: CD
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