我が心のdreamsville

■Tokyo Sessions 1989 / Peter Gallway (2010)■ 21年前の東京の記録は 色褪せることなくどこまでも瑞々しい リズムは洒脱に跳ねる そして、ことばが紡がれていく 東京FMのスタジオで放送用に行われた、ピーター・ゴールウェイと佐橋佳幸をはじめとする日本人…

■Baby, You're my son! / チョウ・ヒョンレ (YDCD-0127)■ イントロのドラムでどれだけの人間が頬を緩ませるだろう。チョウ・ヒョンレの新曲「ベイビー」は、旧友・辻凡人の叩く硬質なドラムから始まる。去年、ソロ活動第1弾作品として自主制作盤『My Name Is…

サイト運営が終わったからといって、レーベル自体が終わったわけではなかった(世界の車窓からさん、コメントありがとうございます)。嬉しい誤算だ。今月25日に元ラリーパパ&カーネギーママのチョウ・ヒョンレのシングルがdreamsville recordsから発売される…

■Live / rallypapa & carnegiemama (Qbix-10)■ 2004年6月10日、大阪はバナナホール。かねてから彼らが告知してきた公開録音ライヴの日。仕事が終わってから観に来れるように、と開場は19時、開演が20時、という配慮がなされていた。この日を重要視する彼らの…

■Last Album / rallypapa & carnegiemama (YDCD-103)■ タイトルだけではぞっとする。が、リトル・フィートの『ラスト・レコード・アルバム』のような冗談だった。ラリーパパはこのあとも精力的に活動を続けたわけだから。しかしそれはあと3年と続かなかった…

■dreamsville / rallypapa & carnegiemama (YDCD-0090)■ dreamsville recordsから発表したアルバムタイトルが『dreamsville』。おちょくっているわけではない。彼らがよく使うことばに「夢」や「街」がある。このアルバムの1曲目は「夢の街へ」というタイト…

■Good Times Are Comin' / rallypapa & carnegiemama (YDCD-0066)■2001年9月、大阪のとあるラジオ局で働いている僕のもとにdreamsvilleから送られてきたサンプル盤は、いつも通り茶色い紙ジャケットに封入されているそっけないCD-R。茶紙ジャケにはアーティ…

■dreamsville records Rebel Sampler Series (YDCD-0004,0018,0044,0069,0093)■dreamsvilleは立ち上げ当初から所属アーティスト及び関連アーティストの音源をまとめたレーベルサンプラーをコンスタントに発表している。[rakuten:d-sound:10030296:detail]グ…

■Live at the Wax Museum / NRBQ with John Sebastian (YDCD-0100)■通算100枚目。dreamsvilleの品番でキリ番の「100」をゲットしたNRBQの発掘ライヴ音源。1982年12月9日、ワシントンDCのワックス・ミュージアムに於けるコンサートの模様を収録したもので、後…

■Bags And Things / Dennis Lambert (YDCD-0098)■ダン・ペン、ドニー・フリッツ、ジェリー・ゴフィン、ランディ・ニューマン、バリー・マン、ボビー・チャールズ、エリック・カズ、ポール・ウィリアムス。彼らに共通していること、それは作家としてヒットを…

■I Love To Play For You 〜Live in Japan〜 / Hirth Martinez (YDCD-30)■1975年に海の中にいた男は21年ぶりに浜辺から姿を現したかと思うと、その海を渡ってはるばる日本までやってきた。1999月4月、ハース・マルティネスの初来日公演が実現している。その…

■Whispering Pines〜Live at The Gateway, Saugerties, NY〜 / Richard Manuel (YDCD-82)■ザ・バンドで唯一ソロアルバムを制作しなかった、リチャード・マニュエルの発掘ライヴ音源。彼は1986年に自殺している。その前年、1985年10月12日に行われた初のソロ…

■Remedy / Jim Weider (YDCD-0073)■ 前作『ビッグ・フット』から約3年、ジム・ウィーダーのセカンドアルバムもdreamsvilleからリリースされた。2000年秋から2001年夏にかけてウッドストックを中心にニューヨーク周辺で録音されている。前作よりも「今な音」…

■Times Like These + Live On Breeze Hill 〜A Memorial Edition〜 / Rick Danko (YDCD-0071/2)■dreamsvilleのカタログで、CD番号YDCD-70から73まではザ・バンドのメンバーのソロ作品が並んでいる、という粋な流れだ。YDCD-70は前回取り上げたガース・ハド…

■ガースの世界 / Garth Hudson (YDCD-0070)■ ザ・バンドの音楽博士、と称されてきたガース・ハドソンが繰り広げる音楽世界はコズミックでファンタジー、あるときはドラッギーに。邦題は『ガープの世界』から拝借しているだろうが、まさにこれしかないという…

■Live in Japan / Geoff Muldaur & Amos Garrett (YDCD-0048)■ ジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットの初来日は僕が生まれた1977年5月のこと。それから2年後の1979年に2度目の来日。このライヴ盤はその2度目の来日公演の最終日、東京・新宿ロフトでのパフ…

■Richland Woman Blues / Maria Muldaur (YDCD-0051)■「真夜中のオアシス」から27年。フェロモンむんむんだったマリア・マルダーも年を重ねると見た目も音楽性もアメリカのブルースおばちゃんになっていた。天にも昇るような透き通ったあの美声は年輪を刻む…

■HOAGYLAND〜Songs Of Hoagy Carmichael / John Simon & Friends (YDCD-0035)■dreamsvilleの全カタログで最もdreamsvilleらしさを凝縮した1枚。アメリカを代表する作曲家ホーギー・カーマイケルの生誕100周年を記念した非常に中身の濃い作品。2000年8月25日…

■Lay It All Out / Barry Mann (YDCD-0036)■驚愕し、そののち感動。 音楽の良心が詰まった世紀の隠れ名盤、バリー・マンの71年作『レイ・イット・オール・アウト』がdreamsville recordsより2000年8月25日に世界初CD化。90年代後半、ワーナーがスタートさせ…

■続・ブリーカー・ストリートの青春 / Mark Sebastian (YDCD-0017)■ 中古レコ屋で物色していてベル&セバスチャンで手が止まる人はベル&セバスチャンのファンもしくはジョン・セバスチャンのファンである。魔法を信じるかい?アーティスト: ラヴィン・スプー…

今日も長文になる。なにせピーター・ゴールウェイのことだから...。99年12月、東京と神戸のみで行われた「ミュージック・フロム・グリニッチ・ヴィレッジ」の主役は3人。ラリー・ジョン・マクナリー、ジェイク・ジェイコブス、そしてピーター・ゴールウェイ…

■アイ・ゲット・ジョイ〜ブリーカーストリートの青春 / Peter Gallway (YDCD-0015)■ピーター・ゴールウェイのことを書き出すと長くなる。ジェイムス・テイラー、キャロル・キングあたりを入り口として70年代のシンガー・ソングライター系のアーティストで結…

■Big Foot / Jim Weider (YDCD-0003)■ 再編ザ・バンドの立役者、ジム・ウィーダーの初ソロ作。いかにもギタリストが作るアルバムらしいギターが主役の名盤。この人はウッドストック育ちにもかかわらず南部風味溢れるフィーリングの持ち主だからボビー・ウォ…

昨日、dreamsville recordsのことを書いたことでこのレーベルに対する愛情と尊敬の念を自ら再認識した次第。公式サイトが閉鎖されたとなると稚拙ながらもカタログ的なものを僕なりにここへ残そうと思います。僕なりに、なので詳細な各曲のクレジットやお固い…

90年代後半の僕の音楽生活に多大なる影響を与えてくれたのはdreamsville records。このレーベルの存在感たるや尋常でない。レーベル自体がそれこそビートルズやらストーンズみたいなビッグアーティストの如く僕の心を鷲掴みにしてくれたもので。スタートは98…