bannai452008-03-20

またしても、ではあるが。ラリーパパのこと、である。
デビュー後まもなくドリームズヴィルの熱心な売り込みと、少しだけ誠実で大いにラフなラリーパパは、当時僕の周辺では活動の最中にこの手の音楽好きには浸透していた。しかし広く知れ渡るというよりもやはりアングラな空気は否めなかった。ヒットを飛ばすようなバンドではなかったし、解散もしてしまったし、結局は後日談のようなことになってしまっていることが悔しい。悔しいからこそ、今書こうと思う。

「我が心のdreamsville」でたっぷりと書いたにもかかわらず、不完全燃焼な僕がいる。果たしてオリジナル・アルバムだけで全貌を捉えきれたのか?と。ここまで来ると自慰行為に似たものになってしまうが、こういう場所がある以上それを最大限活用し、アルバム未収録、セッション参加、映像作品などを網羅しておくことに決めた。そして僕は生涯、ラリーパパのことを知人友人にうだうだ話していこうとも決めている。

「ラリーパパ&カーネギーママ今昔」というシリーズとして残し、各メンバーが地道に続けている現在のソロ活動やグループのことも書ければいいなとも考えている。キム・スチョリのソロ作品も今年中に発表される予定だという。

僕はいい音楽が好きだ。だから彼らの音楽も大好きだ。流行り廃りの向こう側にある、どっしり腰を据えたグッド・タイム・ミュージックは眩いほど輝いているのだから。