2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

■Tarzana Kid / John Sebastian (1974)■ セバスチャン・ファンの多くは彼のベストとして挙げる人気盤で、僕もそのひとりである。エイモス参加アルバム、というだけでは補いきれないほど魅力に溢れている。セバスチャンの知性を西海岸の気候にさらし、太陽の…

■Stand By Your Man / Candi Staton (1970)■ キャンディ・ステイトンの『スタンド・バイ・ユア・マン』に針を落とすとき、あのレコード店を思い出す。東心斎橋にあったACE RECORD。ブルース、ソウル・ファンには非常に有名な店だったはずだ。中途半端に物色…

■まっくらやみのにらめっこ / ハンバートハンバート (2008)■ 世間に媚びへつらうことをやめ 潔さと虚無感が同居している 加えて 初期の頃の彼らに感じた あのおどろおどろしさ 例えば 日本のおとぎ話にあるような 新境地開拓とか そういう安易な言葉で片付け…

■Maria Muldaur / Maria Muldaur (1973)■ 西、東、南、とアメリカ各地から一流のプレイヤーがこれだけ参加したアルバムというのも珍しい。カントリー、ジャズ、スウィングから同時期のSSW作品など、基盤となるのは選曲の妙味とバックアップするミュージシャ…

■The Esso Trinidad Steel Band (1971)■ カリブから届く熱い風 23人のパンメン 彼らの熱い想いは 柔らかなパンの響きに溶け込んでいく カリブの熱いグルーヴ 僕の脳に溶け込んでいく