chu kosaka

■Chu's Garden / 小坂忠 (2009)■ 購入からまだ1週間も経っていないが、このDVDはもう3度も観てしまった。約7年前の師走、底冷えする東京の夜。ただ単に映し出されるパフォーマンスに酔いしれるだけではなく、この日の記憶が思い出が鮮明にフラッシュバックす…

■Chu's Garden / 小坂忠 (2009)■ 小坂忠漬けのここ最近である。 新作『Connected』とボックス『Chu's Garden』を交互に聴く日々だ。ボックスは10枚組で、オリジナル作品は70年代の『ありがとう』から『モーニング』までの6枚と、2001年の『People』。残りの3…

■Connected / 小坂忠 (2009)■ いいアルバムというのは冒頭で決まる。 例えばビートルズの『リヴォルヴァー』の1曲目、「タックスマン」の「ワン、トゥー、スリー、フォー」というカウントからイントロへ流れるあの瞬間。 例えばザ・バンドの『ビッグ・ピンク…

■Chu Kosaka in Osaka 2001 part2■ 2001年11月16日金曜日、小坂忠は僕の目の前でウォーミングアップ程度ながら「ありがとう」のイントロを爪弾いていた。夢ではない、現実だ。それは大型レコードショップのインストアイベント直前の楽屋でのことだった。どう…

■Chu Kosaka in Osaka 2001 part1■それは2001年11月5日、月曜日の夕方のことだった。僕の目の前には小坂忠がいた。会った瞬間、目眩がした。少しでも気を緩めれば、そのままその場に卒倒しそうだった。当時の僕はラジオの世界の隅っこのようなところにいた。…

■Chu Kosaka & Friends Concert 2001■ 2001年12月16日、僕は東京にいた。小坂忠とティンパン・ファミリーによる一夜限りのステージを観るために。それまでにも東京には何度か訪れているが、この日ほど緊張、そして高揚した日は今日に至るまで経験していない…

■ほうろう / 小坂忠 (1975)■ 縦にも横にもぐらぐらと揺さぶられる。 鉄壁の布陣、最高の歌い手。 それぞれが自己主張を競い合い、 恐ろしいほどの緊張感と絶妙のバランスを保っている。 軽やかで粘りの効いた音の連鎖に酔いしれ、 そして、鼓舞される。

■People / 小坂忠 (2001)■ このアルバムを冷静に、あるいは客観的に聴くことは僕には不可能だ。24歳の頃の想い出が詰まったかけがいのない1枚。「夢を聞かせて」を聴くたびに訪れる感動は今も色褪せない。優しく包み込むような音、ドラムとベースがまるでお…