2009-01-01から1年間の記事一覧

SSW

■Survivor / Barry Mann (1975)■ 音楽に、ロックに対して真摯な眼差し アラン・フリードやジョンやポール、エルヴィス、 単なる懐古趣味で彼らの名前を出すわけがなかろう 1975年、その時代に流されず 警鐘を鳴らしていたわけだ 「生き残りなんだ、俺こそが…

■Roger Tillison's Album / Roger Tillison(1971) ■ 汗染みのスワンプミュージック 豪傑して無骨 あるいは大胆 針を落とした瞬間 轟くジェシ・デイヴィスのギター 次いでたたみかけるロジャーの歌 これで全てが決まっている

SSW

■Judee Sill / Judee Sill (1971)■ 薄い灰色に塗り固められた空 窓からぼんやりと外を眺めると 音のない雨が地面を優しく撫でている カップいっぱいにそそいだコーヒーと 小さめのシナモンドーナツをほおばり モノトーンの雨が似合う彼女の歌を聴きながら あ…

SSW

■In The Land Of Dreams / Stanley Smith (2002)■ 乾いた緑と土の香り 琥珀色の酒を啜りながら ジーンズのポケットからくしゃくしゃになった 煙草を取り出し火をつける 夢の町で

■Chu Kosaka in Osaka 2001 part2■ 2001年11月16日金曜日、小坂忠は僕の目の前でウォーミングアップ程度ながら「ありがとう」のイントロを爪弾いていた。夢ではない、現実だ。それは大型レコードショップのインストアイベント直前の楽屋でのことだった。どう…

■Chu Kosaka in Osaka 2001 part1■それは2001年11月5日、月曜日の夕方のことだった。僕の目の前には小坂忠がいた。会った瞬間、目眩がした。少しでも気を緩めれば、そのままその場に卒倒しそうだった。当時の僕はラジオの世界の隅っこのようなところにいた。…

■Chu Kosaka & Friends Concert 2001■ 2001年12月16日、僕は東京にいた。小坂忠とティンパン・ファミリーによる一夜限りのステージを観るために。それまでにも東京には何度か訪れているが、この日ほど緊張、そして高揚した日は今日に至るまで経験していない…

■Bunky & Jake / Bunky & Jake (1968)■ 優しく包み込まれる まるで日曜日の木漏れ日のような響き 何度聴いても胸がときめく 素敵な音楽 すなわち グッドタイムミュージック

■ほうろう / 小坂忠 (1975)■ 縦にも横にもぐらぐらと揺さぶられる。 鉄壁の布陣、最高の歌い手。 それぞれが自己主張を競い合い、 恐ろしいほどの緊張感と絶妙のバランスを保っている。 軽やかで粘りの効いた音の連鎖に酔いしれ、 そして、鼓舞される。

■Vance 32 / Kenny Vance (1975)■ 粋と洗練が凝縮された「パーカーズ・バンド」、ゴキゲンな「アイム・ソー・ハッピー」、透明感溢れる「レイニー・デイ・フレンド」、サルサのお祭り気分「ハネムーン・イン・キューバ」、憂いを含んだ「ワンダフル・ワール…

■New Orleans 1960 / William Claxton (2006)■ 1960年のニューオーリンズ 街角に転がるリズム 体中からほとばしる黒いビート 戯れる子供たち 寄り添う老夫婦 佇む老人 微笑む老人 白と黒の水飲み場にこそ 1960年のニューオーリンズが 克明に写し出されている…